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フェラーリの公道走行可能な初のXXモデル「SF90 XX ストラダーレ」が日本上陸|Ferrari

Ferrari SF90 XX Stradale|フェラーリ SF90 XX ストラダーレ

より過激な個性を高めたXXモデル初の公道仕様車

フェラーリジャパンが、799台の限定生産で今年6月に発表された「SF90 XX ストラダーレ」を日本初披露。会場にはF1ドライバーのシャルル・ルクレールも登場し、会場を大いに沸かせた。

Text by YANAKA Tomomi

公道仕様車ではF50以来となる固定リアウィングを装着

選りすぐりのカスタマードライバーにサーキットで走る楽しみを提供するXXモデルのなかで、初の公道仕様車となった「SF90 XX ストラダーレ」がついに日本上陸を果たした。

「フェラーリ・ナイト」と銘打ったイベントでは、フェラーリ極東・中東地域代表のディーター・クネヒテル氏が「特別仕様車の最高の技術特性とXXプログラムの技術特性が初めて融合した公道仕様車」と、語るように、「SF90 XX ストラダーレ」はフェラーリのなかでも特別なポジションにいる1台だ。

パワートレインは「SF90 ストラダーレ」から受け継いだPHEVで、4リッターV8エンジンと3基の電気モーターを組み合わせており、2基のモーターはフロントアクスルに左右独立して搭載し、残る1基はリアのエンジンとギアボックスの間に配置されている。

この構成により磨きをかけ、システム全体での最高出力はSF90 ストラダーレより30cvアップの1,030cv(757kW)となり、最高速度は320km/h、0-100km/h加速は2.3秒を記録。またフル電動モードでも25㎞の走行が可能という。

特筆すべきは、発生ダウンフォースの大きさ。公道モデルとしては28年ぶりに固定リアウィングの装着などにより、ダウンフォースは「SF90 XX ストラダーレ」の最大値から倍増し、車速250km/hで530kgを発生するという。

それに合わせてブレーキングシステムもアップグレードされるなど、サーキット性能が大幅に高められている。

エクステリアも、オリジナルモデルからのダウンフォース増大を最大の目標にとらえ、フロントのエアインテークのウィング形状などを大幅に変更。リアにはリアウィングのほか、2本出しのエグゾースト、ロングテールのシルエットなど、一層シャープかつラディカルなデザインエレメントが与えられ、より過激な個性が高められた。

このスペシャルな「SF90 XX ストラダーレ」が披露された会場には、F1日本グランプリを直前に控えたフェラーリのレーシングドライバー、シャルル・ルクレールも駆けつけ、トークショーなどで、特別な一夜を盛り上げた。

Ferrari SF90 XX Stradale|フェラーリ SF90 XX ストラダーレ
ボディサイズ|全長4,850×全幅2,014×全高1,225㎜
ホイールベース|2,650㎜
トレッド前/後|1,683/1,674㎜
車両重量|1,560kg 
エンジン|3,990㏄ V型8気筒ツインターボ
エンジン最高出力|586kW(797cv)/7,900rpm
エンジン最大トルク|804Nm/6,250rpm
電気モーター最高出力|171kW(233cv)
バッテリー容量|7.9kWh
EV航続距離|25km
トランスミッション|8段DCT
最高速度|320km/h
0-100km/h加速|2.3秒
0-200km/h加速|6.5秒
タイヤ|<フロント>255/35 ZR F20  <リア>315/30 ZR F20
ブレーキ|CCM(カーボンセラミック)

問い合わせ先

フェラーリ
https://auto.ferrari.com/
https://www.ferrari.com/ja-JP/

出典:Web Magazine OPENERS

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