LEXUS|レクサス
カーボンニュートラル社会実現のためレクサスが示すこれからのクルマづくり
レクサスは、報道関係者に向けた「LEXUS SHOWCASE(レクサスショーケース)」を開催。2023年前半にワールドプレミアされたモデルラインアップを国内初披露するとともに、カーボンニュートラル社会の実現に向けたクルマづくりの方向性を発表した。
Text by YANAKA Tomomi
10月末開幕のジャパンモビリティーショーでは次世代BEVを初披露
多様化するラグジュアリーの新たな価値観の提供を目指してレクサスが2023年に発表したモデルラインアップが日本で初披露された。
上海モーターショーで初公開された「LM」は、ショーファードリブンカーの新たな選択肢として提案され、今秋には日本でも発売予定。一方、レクサスが“高級車の概念”を変えると謳う、もっともコンパクトなレクサスになる「LBX」はイタリア・ミラノでワールドプレミアされたモデルだ。
また、北米専用SUVで3列シートを備えた「TX」や、アメリカ・テキサス州で今年6月に発表された本格的なオフローダーでもある大型SUV「GX」も登場。「GX」はこれまで日本では販売されていなかったが、多くのリクエストを受けて、日本でも来年中の販売が予定されているという。
さらにレクサスではカーボンニュートラルの社会の実現、自然との共生を目指しながらクルマを運転する楽しさを味わえるよう今後のクルマづくりについても説明。
なかでも水素エンジンを搭載したオフローダーのコンセプトモデル「ROVコンセプト」は将来的な実用化に向け、イベントなどでの体験型プログラムを開始するそう。
「ROVコンセプト」は、コンパクトなボディサイズと高い悪路走破性、水素エンジンの鼓動を感じられる、通常の乗用車とは異なる乗り心地を体感できるモデル。開発には、同じ想いを共有するヤマハやKYBなどの“仲間”の協力のもと、低環境負荷の技術が採用されているのも特徴だ。
水素エンジン車両を開発する一方、レクサスではカーボンニュートラル社会の実現に向け、バッテリーEVを軸に取り組みを進めていく方針。
電動化のコア技術として取り組んできた、四輪駆動システム「ダイレクト4」のシームレスな駆動コントロールや、直感的でリニアな操舵を実現する「ステアバイワイヤ」などの走りと、BEVコンシェルジュを全店舗に配備するなどのサポートの両面から、レクサスならではの電動化を進めていく。
このほかにも自然環境を考え、これまでのラグジュアリーの価値観にとらわれることなく、再生素材や人工素材の活用に取り組み、上質で新しい価値や空間を提供していくとしている。
そして、2026年には、生産方法を大きく変え、車体のモジュール構造を変革するとともに、ソフトウェアプラットフォームを全面刷新した次世代BEVを導入する予定であると明らかにし、10月末に開幕する「ジャパン モビリティーショー2023」で、今回登場した新型モデルなどとともに披露する。
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出典:Web Magazine OPENERS