Life

ウイスキーボトルケースがアートへ昇華 ザ・ペニンシュラ東京アーティストコラボレーションエディション第2弾が開催|ART

ART|ザ・ペニンシュラ東京

“モーメンツ”を表現したオリジナルボトルケース

ザ・ペニンシュラ東京は、ホテルオリジナルウイスキー「ザ・ペニンシュラ東京 シングルモルト駒ケ岳」の“アーティストコラボレーションエディション”の第2弾を2023年1月にリリースする。“変わりゆく日常”を工業用ミシンによる刺繍で描き出す青山悟(あおやま さとる)氏とコラボレーション、アーティスティックなボトルを販売する。

Text by TANABE KEITARO

忘れられないひとときや社会問題を切り取る

ザ・ペニンシュラ東京が2022年より開始したプロジェクト、“アーティストコラボレーションエディション”。アートプロデューサー、李美香(り みか)氏のコーディネーションのもと、今後国際的に活躍が期待されるアーティストを毎年2名ずつ選定し、1928年開業のザ・ペニンシュラ香港から始まった長い歴史と伝統が生み出す体感や感覚をインスピレーションに、アーティストが自らの作風に沿って自由にウイスキーボトルを彩り、コラボレーション作品として表現するプロジェクトだ。

第1弾は、2022年9月に、建築家であり舞台美術やアーティスト活動も行う、長谷川匠氏とコラボレーションした。第2弾となる今回はアーティストの青山悟氏とのコラボレーションが決定した。青山氏は“変わりゆく日常”を工業用ミシンによる刺繍で描き出す作品が注目を浴びているアーティストだ。

青山 悟(あおやま さとる)氏

本コラボレーションにおける刺繍作品のテーマは “モーメンツ”。青山氏自身がザ・ペニンシュラ東京での滞在を通して感じた忘れられないひとときや体験を切り取った“ペニンシュラ・モーメンツ”に加え、気候変動や終わらない争いなどを危惧しつつ、今現在の“モーメンツ”を表現した全8作品を制作した。

ウイスキーの樽から作成したバレルボックスの上に、フレーム付きの刺繍作品を取り付け、ボックスのまま展示しても、作品だけを取り外して壁に掛けたりすることもできる、ここでしかないウイスキーのボトルケースだ。

作品の一部を紹介しよう。

ペニンシュラ・エクスペリエンス 1 ザ・ペニンシュラ東京のスイートルームで過ごす家族のひとときを切り取った“ペニンシュラ・モーメント”。窓から見える景色やインテリア、洋服など細かい刺繍が施されている。

Map of the World 2022年現在の世界地図。蓄光糸を使用して製作され、ブラックライトを照らすと国境が現れる。 戦争や内紛、気候変動により刻々と変化する世界を表している。

Global Warming Clock (The Peninsula Tokyo Ver.) 気候変動の問題を提唱する作品。地球の上で8倍速で動く時計は、地球を守るために私たちに残された時間が差し迫っていることを示す。

上記以外にも、ザ・ペニンシュラホテルズのアイコンであるページボーイやロールスロイス、航空機などをテーマにした5点が販売される。

ホテルオリジナルウイスキー「ザ・ペニンシュラ東京 シングルモルト駒ケ岳」は、日本アルプス山系、駒ケ岳の麓にあるマルス信州蒸溜所の清冽な水と冷涼な環境で育まれる熟成モルトウイスキーの中から、ホテルのスタッフが一樽だけ厳選した特別なもの。ホテルロゴを施したボトルやボックスで、愛好家だけではなくギフトとしても人気の逸品で、今回の特別エディションは、2019年限定瓶詰のものが用意された。

ザ・ペニンシュラホテルズでは、長い歴史と伝統が培った体感や感覚から得られるユーザーとの繋がりがあるように、アートも包括的かつ普遍的な言語であると信じ、ホテルで出合うアートが多くのユーザーの喜びの瞬間を生み出し笑顔をもたらすよう、このようなアートプロジェクトを数々行っていくという。

アーティストコラボレーションエディション第2弾
販売開始日|2023年1月26日(木)
販売場所|地下1階 ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
販売点数|価格|全8点 各110万円 (税込) ウイスキー1本込み
※さらにお客様の“モーメント”を表現する受注制作2点を承ります

問い合わせ先

ザ・ペニンシュラ東京
Tel.03-6270-2888

出典:Web Magazine OPENERS

RELATED ARTICLES

TOP